この度は、稼働率を下げずに値上げを実現する方法について紹介します。
多くの宿泊施設が光熱費や人件費の上昇に対応するため、値上げを考えていますが、予約数の減少を心配しています。
そのリスクを最小限に抑えつつ値上げを行う3つの方法をご紹介します。
ぜひ、お役立てしてください!
\動画で本記事を解説/
⚫︎一律値上げはNG??もし値上げをするなら◯◯から!
今回のテーマは、「稼働率を下げずに値上げをする方法3選」について解説していきます。
近年の光熱費、仕入れ、人件費等の高騰により、多くのお宿さんが値上げを検討されているかと思います。しかし、「値上げしたとして、予約数が減ってしまうのではないか」と不安に思うお宿さんも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そのリスクをできる限り回避しつつ値上げを行う方法をご紹介します。
実際にこのやり方を取り入れて売上を伸ばしているお宿さんも多い方法なので、ぜひ最後までご覧ください。
⚫︎日曜日・金曜日・祝日の場合
⚫︎一般的なお客様の場合
もしこれをまだ実践されていないお宿さんは、まず最初に検討していただきたい内容です。
特にリゾートエリアのお宿さんの、曜日別稼働率の傾向としては、稼働率が高い順に説明します。
土曜日
金曜・日曜
月曜〜木曜
という順番になります。
ですが、「土曜日以外の日曜〜金曜は全て同じ平日料金」というお宿さんが非常に多く見受けられます。
⚫︎ノウハウがしっかりしているお客様の場合
⚫︎その1:日曜・金曜日・祝日の値上げ
そこで、まず検討していただきたいのが、日曜・金曜・祝日の値上げです。
値上げ幅としては、客単価500円〜1000円の値上げ幅が良いです。
「月曜〜木曜よりも少し高いけど、土曜日ほど高くない」価格設定となります。
ここでよく「今でさえ日曜・金曜・祝日はなかなか満室にならないのに、値上げしたら余計満室にならないじゃないか」と懸念されるお宿さん多いです。
そういう方は、こう考えてみてください。
「満室にはならなかったとしても、今とほぼ同じ稼働率だったら?」
客室数にもよりますが、最低でも年間で数十万の粗利、手残りが増えます。
旅縁のご契約施設様でも、多くの施設様がこの値上げ方法を実践しましたが、値上げ前とほぼ稼働率が変わることはありませんでした。
⚫︎その2:土曜日・連休
考え方としては、「需要がある日程の売上最大化」です。
特に検討していただきたいお宿さんとしては、土曜日・連休の稼働率が80%以上のお宿さんです。
土曜日はほぼ満室、GWやお盆、年末年始、3連休などは基本満室というお宿さんは、ぜひ検討していただきたいです。
満室というのは見方を変えると「予約できなかった人がいる、機会損失」でもあります。
例えば、「1ヶ月以上前から満室」という場合は、「もっと金額が高くても予約したかった人がいたかもしれない」と考えられます。
土曜日・連休の稼働率が高いお宿さんは、同じエリアの競合施設の価格とも見比べながら、値上げの検討をしてみてください。
⚫︎その3:子供料金
意外と見落としがち、そして料金改定のメスが入らないのが、この「子供料金」です。
お子様連れの予約に絞った値上げなので、値上げ時の予約数減少リスクが低いです。数年間子供料金が変わっていないというお宿さんは、ぜひ一度ご検討いただきたいです。
同エリアの競合施設がどれくらいの子供料金にしているかについては、じゃらんnetで競合施設のプランを開くと、ページの下部に表示されますので、それも参考にしながら料金検討されることをおすすめいたします。
⚫︎今回の記事のまとめ
いかがだったでしょうか。
今回は「稼働率を下げずに値上げをする方法3選」お伝えしました。
私たち旅縁も、「値上げをしたいんだけど、どう値上げをすれば良いか」というご相談を多くいただきます。
もちろん時には全プランの一律値上げ、大幅な価格改定が必要なときもありますが、
これには「今の価格帯で予約してくれていたお客様が離れる」というリスクが大きくなります。
今回ご紹介したような部分的な値上げというやり方も検討してみてはいかがでしょうか。
このように旅縁では、全国数百件のホテル・旅館さんとご一緒してきた経験を活かして、これまで成果のあった具体的な施策やノウハウをご紹介しています。
今後もお宿さんの役に立つ情報を発信していきますので、チャンネル登録をお願いいたします。
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最後までご閲覧いただき、ありがとうございました。
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